2018年4月30日月曜日

レヴィナス入門

レヴィナス入門
熊野純彦  ちくま新書

思想とは深い悲しみである、といったのは西田幾多郎だったか。
レヴィナスもそうだと思う。
本書は入門書となっているが簡単な内容ではない。
時間をかけて読みたいと思う。

さて、奇妙に思うのは部、章、節、項の文字数がきまっていることだ
各部は2文字  第1部 原型, 第2部 展開, 第3部 転回
各章は5文字  第1章 思考の背景, 第2章 存在と不眠, 第3章 主体と倦怠
各節は7文字  第1節 ユダヤ人として,第2節 現象学者として,第3節 生涯の軌跡から
各項は5文字  第1項 歴史の辺境,第2項 記憶の陰影,第3項 流民の群れ
目次が異様に整っている。作者のこだわりを感じる。熊野氏の他の著作もそうなのだろうか?

[熊野純彦]のレヴィナス入門 (ちくま新書)

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