2017年11月25日土曜日

動的平衡  生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか  福岡伸一 木楽舎

最近は西田幾多郎についての著作もある著者。生物を部品の寄せ集めによるシステムとみるのではなく、川の流れのように要素がいれかわりつつ全体的バランスを維持する、動的平衡として考えている。方丈記・鴨長明を思い出す。分子生物学の主流となっているシステム論の考え方には真っ向から反対。
NHKの「人体」を見たが、あらゆる臓器はシグナルを出して会話しているということを言っていた。
すべては全体につながるという世界観は量子力学とも通じる。
AIや抗老化研究については、福岡先生はどうかんがえているのだろう。
象やクジラが超低周波で話をしているというのは初耳だった。象とクジラが互いをよびあっていることもあるという。世界は歌に満ちている。「動的平衡2」も出ているから読んでみたい。
だがいまひとつ物足りない感じがするのはなぜだろう。
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