雑草のような読書
雑草のようにちょっとした隙間に読み、雑草のようにいつのまにか知識と知恵が増えているようにしたい。 書評ブログではありません。読書記録です。
2017年11月21日火曜日
方丈記私記
方丈記私記 堀田善衛 ちくま文庫
戦争中の体験を、方丈記の読書体験とともにつづった。
独特の文体でどこか語り口が方丈記に似ている。
59ぺージ 東京大空襲の焼け跡を天皇が視察するシーンは印象的。
どこからともなく人々が集まり、ぴかぴかの軍靴を履いた天皇の前に土下座して、陛下、私どもの努力が足りませんでしたのでむざむざ焼いてしまいました、申し訳ございません、と涙を流して呟いていた。
筆者は本当に驚いてしまった。
しかしここに思わず天皇が出てきたとき、とっさに何をいうだろうか。
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